ボードゲームレビュー『王冠と王国のために ( For Crown & Kingdom)』

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領土を廻って民衆の支持をGET!!
っぱり支持率は脚でかせがな!!

2人~4人
1ゲーム 45-60分以上 最後少し収束しにくい
スキサカゲン・・・③ 
運の要素がほとんどないので苦手な人は苦手かも?
 
 

 
 

【 どんなゲーム? 】

次代の王になるためには民衆の支持が必要です。
プレイヤーは公爵となり各地域を廻りながら民衆の支持を得ていきます。
すべての地域で自分の支持を得られることができたプレイヤーは王となりゲームに勝利します。

しかし政治や選挙に工作はつきもの。
賄賂などの政治力、相手を牢屋にぶち込むような力技を駆使してライバル公爵の支持率を下げつつ、自分の支持率を上げていかなければならないのです。

 

【コンポーネント】

ピザの一切れのような形のタイル。
各タイル一枚ずつに1つの地域(裏面には2つの地域)が書かれており、このボードを全部で6枚組み合わせて円の形にします。
これが王国の各地域を表すボードになります。

このボード上を時計まわりにクルクル廻りながらゲームを進めていきます。

 

【手番でやること】

各プレイヤーは
「公爵」「騎士」「盗賊」「商人」「学者」
という5種類の職業の駒を一つずつもっています。
これをゲーム開始前にすべてボードの好きな地域に配置します。

自分の手番が来たらこの駒を動かして、移動した先の地域で職業に応じたアクションを実行するだけ。
とても簡単ですが、この駒の動かしかたに特徴があります。

手番で動かせるのは1つだけ。
動かせる方向は時計周りだけ。
そして何歩動かせるかは、動かしたい駒と同じ地域にいる駒の数できまります。
例えば動かしたい駒の地域に自分の駒が3つ・他のプレイヤーの駒が1つあるとしたら、その駒は4つ進まなければなりません。

相手が一歩進みたいときに同じ場所に入ったりすると、もうそれだけで邪魔になるんです。
しかしその逆も当然あります。

 

【キャラクターの職種ごとの能力】

駒は職業ごとに能力をもっています。

公爵・・・同じ地域で自分の駒の数が過半数をとっていたら、民衆の支持を取り旗タイルを置くことができる
商人・・・同じ地域にいる駒の数だけコインを獲得する
騎士・・・同じ地域にいる他のプレイヤーの駒を1つ捕まえて牢屋にいれる
盗賊・・・同じ地域にいる他のプレイヤーから2コイン盗む(もらえる)
学者・・・止まった地域に書かれたアクションを実行する

一番最初に支持の象徴である自分の色の旗タイルを全ての地域に置いたプレイヤーの勝ちなので、当然「公爵」が重要になってきます。
しかしその他でも恐ろしい職業が「騎士」。
同じ地域の駒をポイポイ牢屋に放り込んでしまうので、やられるほうはたまったものではありません。

 

【賄賂~ワイロ】

実はプレイヤーは各手番で移動を行う前、金の力に物を言わせて一回だけ買収工作を行うことができます。
1コイン・・・        進む歩数を1つ少なくする。
2コイン・・・       時計回りと反対にすすむ。
3コイン・・・       能力を一回余計に使う。
4コイン・・・       過半数を無視して支持を得る。
0~3コイン・・・牢屋につかまった仲間を保釈する。

このワイロとアクションをうまくコンボさせてゲームを進めていくのです。

 

【 オススメ度 】

コインが有限なため、コインをがめてストックを切れさせるのも戦術の一環。
しかしコインの共通ストックが切れるとそれまであまりパッとしなかった盗賊や学者などが活躍しだすのも面白い。

ほぼ運の要素が無く、お互いの駒の動かし方一つが重要な駆け引きとなってくるゲームです。

オススメ度は・・・③ 好きだけどむずかしい!!   です。 

アブストラトが苦手な人はあまり得意じゃないかも?
しかし金の力で何とかなる場合もありますよ。

 

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