ボードゲームレビュー 『ドッグスオブウォー (Dogs of war)』

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【 どんなゲーム? 】

5組の傭兵チームのどれか1つを選び、6つの家柄の貴族間戦争に加担しながら、自分のチームのポイントを稼いでいきます。
1番ポイントを稼いだ人の勝ち!

 

 

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【 コンポーネント 】

ずっしり重い箱を開けると、結構大きめ4〜5cm位はあるフィギュアが大量に入っています。

なかなか完成度が高く、怪しさ大爆発のキャラクター達。
これだけでも所有欲のそそられるところ。

この傭兵コマを見てしまうと、
コイツがこのゲーム最大のウリなの?
見た目一発のフィギュアゲームかいな?
と、思ってしまいましたが、それは浅はかな考え。
ゲームの中身も侮れませんでした。

【 手番でやること 】

ゲームは全4ラウンド。
そのすべてにおいて貴族達の6家族は正々堂々 1家族 vs 1家族で戦います。 (貴族たれ!!)
そのため、戦場は毎ラウンド3つのエリアに分かれます。

プレイヤーが行うのは3~6個ある手持ちの傭兵コマを、手番が来るたび戦場に1つずつ配置していくだけ!

ラウンド毎に傭兵コマの数で戦場の勝敗を決し、ポイントを獲得していきます。

プレイヤーが、やることは、「14回くらい」「コマを配置する」だけなのです。
メチャ簡単⁉︎

【 悩みどころ① どの貴族に味方する!? 】

手番でやることはコマを配置するだけ!
しかし、この配置が悩ましい。

実はゲームの開始時、どこか一つの家柄の貴族カードをもらえます。
この貴族カードやゲーム中に手に入れることのできる貴族の家紋タイルは、最後にその貴族がのし上がった爵位ポイントと掛け合わせ大きなボーナスポイントを生むのです。

かといって、その貴族ばかりを応援すればよいのか、というとそうではありません。
このカードの中身は他のプレイヤーには秘密の隠匿情報。
あからさまにその家ばかりに加担すると、他のプレイヤーに妨害や便乗をされてしまうかもしれません。
偶然を装ってその貴族に味方してみたり、たまにはブラフで敵になってみたり?
難しいところです。

【 悩みどころ② 勝利ポイント 】

戦争なので当然、どっちが勝つかをきめなければなりません。
傭兵たちはラウンドの最初にお金で戦力カードを買います。
このカードには1 , 3 , 5 , 7の数字が書いてあり、傭兵コマを配置するときにはこの戦力カードとセットで出さなければなりません。
同じ貴族に協力するプレイヤーとは、その戦場に限り共闘になって数字が足されます。
この戦力カードの数字の累積で、戦場の決着がつくのです。

しかし!
戦争の決着でゲームの勝敗がきまるわけではありません。
プレイヤーは傭兵です。
戦争で勝っても、倒した傭兵分ポイントが貰えるだけ。
そのポイントの合計でプレイヤーは勝負を競います。
敵のいない簡単な戦争では、そのポイントさえもらうこともできません。
兵士の大量投入された激化した戦場こそが、傭兵のもっとも美味しい仕事場なのです。

【 悩みどころ③ 配置ボーナス 】

各戦場には傭兵を配置できるマスがあるのですが、このマス、場所によってはお金がもらえたり、手番を増やせたり、特殊効果を起こせるカードをもらえたりといった配置ボーナスが発生します。

差し当たって欲しいものがあるから配置する?
美味しいのはどの戦場か?
どの陣営を勝たせたいか?
他のプレイヤーは敵に回るのか?
もしくは味方してくれるのか?

お金がないと、次のラウンドに使う戦力カードを買うことができないし、コマを増やして手番も増加させたい!

1回の手番配置が悩ましい!!

【 オススメ度 】

やることは簡単なのですが、悩みどころはいっぱいです。
フィギュアもよくできているし、ルールは簡単。
他のプレイヤーとの読みあいもあり、なかなか面白いゲームだと思います。

難を言えば、ちょっとおどろおどろしいキャラクターと持ち運びに重い箱?
(;^ω^)

こうゆう雰囲気が好きな人ならアリだと思います。
国内ではあまり出まわっていませんが、インターネットに和訳ルールを上げてくださってる方もおりますので一度遊んでみてください。

オススメ度は・・・101ドッグスです!

 

 

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